「……暑い……」

「暑い暑い言わないでくださいよ。大佐の執務室は扇風機があるだけいいじゃないですか。こっちは蒸し風呂っすよ」

「あんな扇風機など役に立つか〜!!!!!」

「ちょっと、暑いからって八つ当たりしないでくださいよ」

「ほほぅ…上司に向かってそんな口をきくとは…よほど燃やされたいらしいな、ハボック」

「ぐわっ、ちょっと、なにさりげなく発火布はめてんすか!!!???」

「問答無用」

「ぎゃ〜!ちょっと、大佐、やめて〜!!!」

「うるさ〜い!!!」

「リ…リザ?」

「中尉…?」

「いい大人が2人してなにしているんですか!!!」

「いや、これは…その…ハボックが…」

「大佐、この暑さで焔なんて出したら、余計暑くなるだけです。雨の日だけじゃなくて、夏の日も無能になりたいんですか?」

「……いえ……」

「大体、仕事はどうしたんですか?あれだけの量がもう終わったんですか?こんなところで遊んでいる暇はないはずです、大佐」

「……はい……」

「あなたも、大佐のサボりに付き合わないで、ハボック少尉」

「……イエスマム……」

扇風機もプールも氷も、ホークアイ中尉の怒りの恐ろしさにはかなわない。
一気に背筋が冷えた2人だった……