ツンデレ

からんから〜ん

「いらっしゃいませ〜…って、なんだ…あんたかよ…」
「『なんだ』とは冷たいな、鋼の。君が最近、此処で働いているっていうからせっかく会いにきてやったというのに」
「別に来てくれなんて頼んでないだろ…てか、なんで大佐にバレてんだよ…」
「おやおや、私の情報網をなめてもらっては困るな。ところで、奥さんの容態はどうなのだね」 「あと3日もすれば大丈夫だとさ。マスターにはいつも飯作ってもらってるからな…こんな時くらい手伝わないと…」
「確かに、小さな店だが、マスターだけでは大変だろう」


「ほらよ」
「なんだい、私はお客だよ。もっと愛想よくしてくれても罰は当たらないと思うがね…」
「う、うっさい。ほら、早くメニュー決めろよ」
「そうだな…鋼の。君のおすすめを持ってきてくれないか?」
「はぁ?そんなの知るかよ!自分で選べよ!!!」
「まぁ、いいではないか。では頼んだよ」


「どうぞ」
「うむ…美味いな…さすが鋼の。私の好みをよく分かっている」 「ち、ちげ〜よ!!たまたま手が滑って砂糖が多めに入っただけで、別にあんたのためとかじゃないんだからな!!!」
「ふっ…おや、このケーキは?」
「あっ、これは…その……マスターが持ってけっていうから…」
「ほう、ではありがたくいただくよ、鋼の」
「オレじゃねえよ、マスターだって!!!」


「ごちそうさま、美味しかったよ」
「あぁ、そうかい…」
「いくらかね?」
「いいよ、べつに…」
「そんなわけにはいかないだろう。子供におごってもらうわけにはいかないからな」
「誰が豆粒みたいに小さくてなまいきな3歳児だ!!!」
「誰もそこまで言っていないよ…ところで本当にいいのかね?」
「あぁ…でもそのかわり……その……気が向いたらまた来てくれよ…///」



「あっ、マスタング大佐。どうでしたか?兄さん、ちゃんと仕事してましたか?」
「あぁ、美味しいコーヒーをご馳走になったよ」
「どうせ、兄さんのことだから、大佐に突っかかっていったんじゃ…」
「さすが兄弟だな。よくわかっている」
「もう、兄さんったら…すみません」
「ははは、いいのだよ………それに、そんなところが可愛らしいんだから…」
「えっ、今なにか言いましたか?」
「いや、なんでもないよ。ふふふ…」